プロフィール

氏家 亮

公認会計士(登録番号20375)、税理士(登録番号114799)、中小企業診断士(登録番号410868)
氏家公認会計士税理士事務所 所長

氏家 亮

取得資格

  • 公認会計士
  • 税理士
  • 中小企業診断士
  • その他(小型船舶2級、普通自動車、(旧)中型二輪)

略歴

  • 昭和50年1月(旧)水沢市で生まれる、41歳
  • 水沢高校卒業後、東北大学経済学部に入学、卒業
  • 1度の就職、試験期間を経て、公認会計士2次試験に合格
  • 新日本監査法人(現在の新日本有限責任監査法人)に職員として入所
  • 約7年間、主に、国内上場企業の会計監査に従事する
  • 監査法人勤務中に公認会計士3次試験に合格し、公認会計士となる
  • 平成21年6月に監査法人を退職し、水沢に帰郷
  • 平成21年10月に税理士として登録する
  • 平成22年1月に当事務所を開設し、現在に至る
  • 平成23年 社団法人水沢青年会議所 財政局長、公益法人移行担当
  • 平成24年 社団法人水沢青年会議所 社会開発委員長
  • 平成24年 経済産業省より経営革新等支援機関として認定される
  • 平成25年 中小企業診断士として登録する
  • 平成25年 東北税理士会 調査研究部
  • 平成26年 一般社団法人水沢青年会議所 副理事長(総務広報委員会担当

得意分野

  • 管理会計分野全般(原価計算、特殊原価調査、ABC、スループット会計、経営計画など)
  • excelでデータを駆使すること(ピボットが特に得意。マクロは勉強中)
  • レポート書き
  • 会社法(機関、会社組織、組織再編など)
  • 経営学全般(財務分析、戦略論、マーケティング論、組織論、サプライチェーン、IE論など)
  • webのこと

得意分野

  • キャンプ、釣り、ツーリングなどアウトドア活動
  • スノーボード(1シーズン1~3回程度)
  • PCいじり(パーツを交換したり )
  • 特技は、ギター、DTM

ポリシー

「管理会計畑」の公認会計士です。管理会計が企業を良い方向に動かすことができると信じてます!

公認会計士になろうとしたきっかけ

大学は、文系だけど数字が好きという理由で経済学部に入り、経営学科を卒業しました。ゼミは管理会計で、大学の時に簿記を取得しており、もともと会計に対する関心は高かったと思います。原価計算分野で習う、計算方法によって結果が全く異なるというところが興味深いと感じてました。
大学卒業後いったんは一般企業に就職するものの、一生続けるような仕事ではないと判断して、すぐに退職しました。
その後、親のすすめもあり、経営系学科のステータスとして漠然とあこがれてた公認会計士の試験を受けることに決めました。将来的に税理士登録をして地元で開業することも視野に入れていたと思います。

監査法人時代に学んだこと

新日本監査法人の東京事務所は公認会計士を何千人と擁する巨大企業でした。多くの公認会計士との横のつながりや縦のつながりのなかバランスを取って業務にあたらなければならないという環境があり、自然と社会経験を積むことができました。
また、クライアントは名だたる上場企業であり、クライアントに教えられることも非常に多かったと思います。時にしつけられるようなこともあり、勉強になりました。
徹底した経営管理や内部統制、コーポレートガバナンスのあり方についても触れることができました。私の場合、特定の企業にべったり張り付くのではなく、多くの企業を見ることができたという点がとてもいい経験でした。

どのような会計士になりたいか

私は公認会計士なので、数字は好きですし、会社の決算書や業績を示す数値は真実を映す鏡であると信じています。会社の将来の姿や現実の姿も数字によって正しく表現することができると考えています。
一方で、経営者の関心事とは、その数字をいかによくするかという点に向けられています。
目標と結果を表現してくれる「数字」と、その数字を良くするための「過程」とは切っても切れない関係にあります。どちらかのみに目を向けても企業をよくするという結果にたどりつくのは難しいのではないでしょうか。
私は、現在の事務所を営みつつ、中小企業診断士の試験を受験しています。それは、「数字」を改善するための「過程」に関して広い視野を持とうと思うからにほかなりません。
正直なところ、地元中小企業に対する診断業務などの現場での経験はそれほど多く積んでいるわけではありません。しかし、経営者の方々と経営について語るということから少しずつ経験を積んでいるところです。
「まずは、自分の事務所から取り組む!」2012年に3年目を迎えるに当たり、より顧客企業のお役に立てるような事務所になれるよう変革をしていこうと意気込んでいるところです。それには、自分の能力を100%活用するための仕組み作りが最低限必要です。
視野と視点を磨くための研鑽は欠かせません。

地元に対する思い

地元奥州市は、小さいながらも、打てば響くようなすばらしい小都市だと思います。地元の経済や社会、人間性を学ぶために水沢青年会議所に入り、役職もやらせてもらってます。
そんな中感じるのは、後継者問題の存在が大きいということです。青年会議所に参加しているような企業はある意味後継者問題をクリアしているような企業ですが、そうでない企業については、投資も成長も滞っているような企業が多いように見受けられます。
地元に対しては、この後継者問題を解決していく方法を提案していくということが重要な課題であると考えています。
また、地元の若い世代の人口が増加するような魅力的な地域になっていくための努力をかげながらしていくつもりです。

うれしかったこと

新規に顧問先になってくれた会社があります。導入として、顧客のCVP分析(売上と費用と利益の関係の分析)を行い、売上高のそれぞれの水準における利益の水準を示しました。
それによって、売上をここまで戻せば利益がでてくるんだということを経営者にわかってもらえました。また、重要な変動費である材料費管理が重要であるということを理解してもらい、材料を大切に使うということに前向きになってもらえました。さらには、売上が上がっても不良品が出れば予想通りにいかないということも理解してもらい、品質管理により前向きにとりくんでもらえるようになりました。
会社は徐々に売上が増加し、利益もだせるような財務状況に近づいてきています。
なにより、社長の元気が増し、会社の雰囲気も上昇してきたということがうれしかったことの一つです。

今の時代に企業が求められるものとは

昨今、世界的な景気変動、物価や為替の変動などが、地域経済にも密接に影響を与えています。この変動の波にのまれても生きていける強さが必要です。
私が大事だと思ってることは「景気の回復や投資などにより売上が増加した時にいかに利益を確保していくか」という視点です。
それには、売上高に対する変動費の比率をいかに管理できるかということがポイントとなります。ここで変動費とは、仕入高、材料費、外注費ならびにパート給料など、売上の変動に対して比例的に変動する費用のことを言います。
一方で、固定費の管理も同様に重要です。
これら、変動費率と固定費の水準を設定することによって、利益を出すことができる売上の水準(損益分岐点売上高)を設定することができます。企業の経営者にとっては、「売上がここまできたら、利益を出すことができる」、または「これだけ利益を出したい場合の売上はこれだけ必要だ」といった情報は非常に大切な情報でしょう。
また、目標を設定するということは、「Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(変革)」のいわゆる「PDCAサイクル」のスタート地点であることは言うまでもありません。
今のような変動が激しい時代だからこそ、教科書に忠実な地道な経営管理が効果を発揮していくのではないでしょうか。